交通事故慰謝料の
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新たに改正民法が施行されました。交通事故の損害賠償請求権に関するルールに変更があります。
交通事故で後遺障害を負ったとき、どのような場合に13級に認定されるのでしょうか。
13級の後遺障害の種類と慰謝料の相場を調査してみました。
13級の後遺障害の傾向を教えてください!
実は、13級に認定される例はとても少ないんだ。視力障害や指の障害があるけど、12級や14級のような神経症状が含まれていないから、要件に当てはまる例が少ないんだね。
13級ってそんなに珍しいんですね!珍しい障害だからこそ、専門家の力が必要になりそうですね!
13級の後遺障害は、眼・口・指・臓器について、以下の表中の障害について認定されるといいます。13級の労働能力喪失率は9%とされています。
労務への支障はほとんどないけれど、効率性や生産性が低下する影響は否定できない程度の障害がこれに該当するそうです。
交通事故の後遺障害で13級が認定される例は、他の等級と比べて少ないけれど、視力障害や指の障害などで13級に認定される事例があるそうです。
<13級の後遺障害一覧>
内容 |
|
眼 |
1眼の矯正視力が0.6以下になったもの |
正面以外を見た場合に複視の症状を残すもの | |
1眼に半盲症、視野狭窄または視野変状を残すもの | |
両眼のまぶたの一部に欠損を残しまたはまつげはげを残す | |
口 |
5歯以上に対し歯科補綴を加えた |
手指 |
1手のこ指の用を廃したもの |
1手の親指の指骨の一部を失ったもの | |
足指 |
1足の第3の足指以下の1または2の足指を失ったもの |
1足の第2の足指の用を廃したもの、第2の足指を含み2の足指の用を廃したもの、または第3の足指以下の3の足指の用を廃したもの | |
臓器 |
胸腹部臓器の機能に障害を残すもの |
13級の後遺障害の基準で注意すべき点はありますか!?
マニアックな分野だけど、13級の臓器障害には、実は内臓の種類ごとに細かな基準があるんだ。
弁護士の仕事って、交通事故に限っては法律より医学の知識のほうが大切そうですね!!
内臓・臓器に障害が残る一定の場合にも、13級の後遺障害を認めてもらえることがあります。胃・胆のう・脾臓・泌尿器・生殖器の障害であり、臓器の障害の中でも最も軽度なものがこれに当たるらしいです。
ただし、臓器に障害が出るほどの衝撃があった交通事故であれば、身体の他の部分にも障害が生じることが多いので、臓器障害だけで13級の結果に終わる例はあまり多くないと推測できるとのことです。
<13級・胸腹部臓器の障害の認定基準>
概要 |
胸腹部臓器の機能に障害を残すもの | |
認定基準 |
胃 |
胃の全部または一部を失い、消化吸収障害、ダンピング症候群、逆流性食道炎のいずれもない場合 |
胆のう |
胆のうを失ったもの | |
脾臓 |
脾臓を失ったもの | |
泌尿器 |
●腎臓を一つ失い、GFR91ml/分以上である ●腎臓を失っていないがGFR71~90ml/分になった |
|
生殖器 |
●一側の睾丸を失ったもの ●一側の卵巣を失ったもの |
13級の場合、慰謝料はある程度もらえるんですよね!?
13級の慰謝料の相場は、任意保険基準の3倍も高い水準なんだ。弁護士に依頼するメリットが分かるね。
ここは安心して先生に任せるべきですね!
13級の後遺障害が残った場合の後遺障害慰謝料の相場は、最も高い水準である弁護士基準であれば180万円とのことです。
驚くべきことに、保険会社が被害者本人に提示する慰謝料額は、相場の3分の1の60万円にすぎないみたいです。通常は、休業損害や逸失利益を合計した上で提示されるので、3分の1という実感を受けにくいようですが、慰謝料だけで比較すると、歴然とした違いを感じますね。
交通事故に強い弁護士に保険会社との交渉を依頼すれば、13級の後遺障害慰謝料の相場水準まで慰謝料が3倍にアップする効果を期待することができるようです。
これまでにアトム法律事務所が扱った事案における13級の解決実績については「13級の解決実績一覧」のページでご確認いただけます。
アトム法律事務所では、無料法律相談のためにLINEアカウントを開設していて、いつでも誰でもどこからでも、24時間365日、交通事故に関する質問を送ることができるようです。
(まとめ表)
13級の後遺障害慰謝料 |
|
自賠責基準 |
57万円 |
任意保険基準 |
60万円 |
弁護士基準 |
180万円 |
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了