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新たに改正民法が施行されました。交通事故の損害賠償請求権に関するルールに変更があります。
交通事故に遭い、弁護士に紛争解決の依頼をしているけれど、「果たしてこの弁護士で大丈夫だろうか」と不安になることもあるかもしれません。そのような場合は、他の信頼できる弁護士に変更することが可能です。
そこで、弁護士を変更したい場合にとるべき方法、新しい弁護士の探し方、変更の際の注意点などについて解説します。
目次
弁護士を途中で変えたほうがよいケースは、主に次のような場合です。
交通事故の紛争解決においては、相手方といかに上手く示談交渉できるかがカギです。示談交渉が上手くいかなければ、希望通りの解決が望めなかったり、解決までに時間がかかったりしてしまいます。したがって、交通事故の示談交渉経験が豊富かつ得意な弁護士に依頼する必要があります。
交通事故の示談交渉経験がたとえ豊富な弁護士であっても、自分と相性が合わなければ相当なストレスとなります。相性が合わないままやり取りを続けても、意思の疎通が上手くいかず、望むような示談結果を期待できない可能性があります。
何らかの理由により、弁護士が処分を受けたり、事務所が業務停止になったりした場合は、弁護士の変更を余儀なくされます。
弁護士を変える場合は、基本的に次のような手順を踏みます。
弁護士を途中で変える場合、いくつか注意しておくべきポイントがあります。
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新しい弁護士を探す場合、いくつかの方法があります。それぞれの方法についてメリット・デメリットをみていきましょう。
法テラスは、全国どこからでも気軽に電話相談でき、一定の条件に当てはまる資力の乏しい人が利用しやすいのがメリットです。
デメリットとしては、法テラスに弁護士無料相談をしている場合、基本的には弁護士の変更ができないことが挙げられます。また、法テラスで着手金や弁護士報酬の分割払い制度を利用している場合、法テラスの承認がないと弁護士を途中解任できません。
家族、友人、知人から交通事故に詳しい弁護士を紹介してもらう方法もあります。この場合のメリットは、交通事故の示談を経験した人の紹介であれば、信頼できる弁護士である可能性が高い点が挙げられるでしょう。
しかし、万が一、自分と相性が合わなかった場合、知人からの紹介だと断りにくいというデメリットがあります。
自分で各法律事務所の弁護士を比較検討しながら探せば、相性のよい弁護士を探しやすくなります。また、たとえ相性が合わなかったとしても途中で解任しやすい点もメリットです。
デメリットとしては、弁護士利用経験のない人が一から探すとなると時間がかかってしまったり、自分に合う弁護士の見極めが難しかったりする点が挙げられます。
交通事故でスピーディーかつ希望通りに解決したいなら、次のような弁護士に依頼するのがおすすめです。
ひとくちに交通事故といってもさまざまなケースがありますが、経験豊富な弁護士であればあるほど、どのようなケースの交通事故にも適切に対応してくれる確率が高まるでしょう。
また、依頼者が何を求めているかをしっかりヒアリングし、疑問一つ一つに対して丁寧かつ分かりやすく回答してくれるかどうかも、弁護士に求められる大切な資質です。
さらに、希望通りの紛争解決を目指すためには、依頼者と弁護士とが上手く連携をとることが大切です。そのためには、弁護士だけがワンマンで物事を進めるのではなく、その都度、必要な情報を依頼者にも共有してくれる必要があります。
せっかく弁護士を変更するのであれば、自分に合った弁護士を選びたいものです。新たな弁護士を選ぶ場合は、次の点に着目しながら選びましょう。
たとえ他の分野でどれだけ実績があっても、交通事故の経験が豊富でなければ満足のいく結果を得られる可能性が低くなります。できるだけ交通事故分野に特化した弁護士を選びましょう。
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交通事故では、怪我や後遺症の度合いによって保険料や損害賠償の額が大きく変わってきます。そのため、交渉を希望通りに進めるためには、法律知識だけでなく医学的な知識や医療関連訴訟の判例知識が豊富な弁護士であることが必要です。
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希望通りの損害賠償請求額が認められたいのであれば、できるだけ自分のケースと似た交通事故の示談交渉経験があり、結果も出している弁護士を選びましょう。所属事務所のホームページでこれまでどのような交通事故を取り扱ってきたかや、訴訟の結果などについて確認することが大切です。ホームページで分からない場合は、直接弁護士に問い合わせをしてみましょう。
アトム法律事務所の弁護士がこれまでに解決してきた実績は、こちらの「解決実績一覧」ページにて公開中です。ぜひ参考にご覧ください。
交通事故でスムーズかつ希望通りの解決を目指すなら、交通事故分野に強く、経験豊富な弁護士を選ぶことがとても重要です。また、弁護士とはその場一回限りではなく、解決まで関係が続きます。ただでさえ交通事故で大変な思いをしているときに、相性の合わない弁護士とやり取りを続けて疲弊してしまっては元も子もありません。交通事故で弁護士を変える場合は、注意点や選ぶポイントをしっかりと押さえて、自分の状況に合った弁護士を選ぶようにしましょう。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了