交通事故慰謝料の
無料相談はこちら
お気軽にご連絡ください
新たに改正民法が施行されました。交通事故の損害賠償請求権に関するルールに変更があります。
子供が交通事故に遭い入院した場合、子供本人はもちろん、両親も精神的につらい思いをするはずです。
今回は子供の交通事故での入院慰謝料について調べてみました。
子供が交通事故で入院する怪我を負った場合、両親の加害者に対する怒りは大きなものがあるでしょう。子供の入院慰謝料は、一般の場合と比べて変わるのでしょうか?
弁護士さんによると、入院慰謝料という括りでは、子供も一般の大人と同じく、入院期間に応じた一定の慰謝料相場が決まっているそうです。
子供だからといって、慰謝料が増えるということはないそうです。ただし、子供が被害者の交通事故について、加害者側保険会社に慰謝料を請求する際、子供や両親だけで交渉するのは避けるべきとのことでした。
というのは、保険会社は被害者やその家族と交渉している限り、相場を大幅に下回る慰謝料しか払ってくれないからです。この場合、弁護士に依頼するだけで、下の表のように慰謝料が大幅にアップするというから驚きですね。
子供の入院慰謝料の計算方法(万円) |
|||||
経過月数 |
慰謝料相場 |
任意保険基準との差額 |
経過月数 |
慰謝料相場 |
任意保険基準との差額 |
1月 |
53 |
+27..8 |
8月 |
284 |
+131.5 |
2月 |
101 |
+50.6 |
9月 |
297 |
+134.5 |
3月 |
145 |
+69.4 |
10月 |
306 |
+135.9 |
4月 |
184 |
+88.2 |
11月 |
314 |
+136.3 |
5月 |
217 |
+103.6 |
12月 |
321 |
+137 |
6月 |
244 |
+115.5 |
13月 |
328 |
+139 |
7月 |
266 |
+124.9 |
14月 |
334 |
+141.2 |
子供の入院慰謝料の計算方法(万円) |
||
経過月数 |
慰謝料相場 |
任意保険基準との差額 |
1月 |
53 |
+27..8 |
2月 |
101 |
+50.6 |
3月 |
145 |
+69.4 |
4月 |
184 |
+88.2 |
5月 |
217 |
+103.6 |
6月 |
244 |
+115.5 |
7月 |
266 |
+124.9 |
8月 |
284 |
+131.5 |
9月 |
297 |
+134.5 |
10月 |
306 |
+135.9 |
11月 |
314 |
+136.3 |
12月 |
321 |
+137 |
13月 |
328 |
+139 |
14月 |
334 |
+141.2 |
子供が一人で入院するなんてかわいそうです!
子供が交通事故の怪我で入院した場合、両親が入院に付き添うことが多いです。被害者の家族が入院に付き添った場合、付添いの必要性がある場合には、一定額の付添い看護費を認めてもらえることがあるといいます。
子供の入院について、主治医から家族による付添いの指示が出ている場合には、付添い看護費を認めてもらえるようです。主治医の明確な指示があることはあまり多くないが、指示がない場合はどうなるのでしょう?
弁護士さんによると、子供の年齢と怪我の症状によって異なるそうです。子供が小学生未満の幼児の場合には、治療のために付添いの必要がなくても、社会常識として親の付き添いが必要なため、付添い看護費を認めてもらえる可能性が高いといいます。
一方、小学生以上の児童や中学生以上の場合には、年齢と怪我の程度を考慮して、付添いの必要性が判断されるとのことです。怪我の程度から付添いの必要性が微妙な場合は、できるだけ主治医の指示をもらうようにしたほうが良いとのことでした。
なお、付添い看護費の単価は、日額6500円が基本ですが、被害者が幼児の場合や重傷の場合には、付添いの密度が濃くなるため、日額7150円~8450円の範囲で認めてもらえるらしいです。
<子供の入院の付添い看護費>
医師の指示あり | 医師の指示なし | 金額(1日当たり) | |
幼児 |
付添いの必要性あり |
付添いの必要性あり |
7150円~8450円 |
児童(小学生以上) |
症状によっては付添いが認められる場合あり |
6500円 |
|
中学生以上 |
重症の場合に限る |
6500円 |
要するに、子供の交通事故を弁護士に頼むと、お金がたくさんもらえるメリットがあるってことですよね?
子供が交通事故で入院を要する怪我を負った場合、弁護士に依頼するメリットはどこにあるのか聞いてみました。
まず、前に説明したように、弁護士に依頼するだけで、入院慰謝料が大幅にアップするメリットが大きいそうです。子供の入院は、子供の成長にとって大事な時期を病院で過ごさせることになるため、適正な慰謝料を受領できるようにしたいですね。
また、入院期間が長くなればなるほど、両親の付添い期間も長くなり、付添い看護費の金額も大きくなるはずです。通常、保険会社は被害者の主張する付添い看護費をそのまま払ってくれることはまれであり、付添い看護費自体を認めてもらえない場合も多いといいます。
弁護士に依頼すれば、被害者の年齢や症状から付添い看護の必要性を主張し、付添い看護費がスムーズに支払われるよう交渉してもらえる点がメリットです。
また、子供が交通事故で入院を要する重傷を負った場合、子供は精神的にも深い傷を負うことがあるので、事故後の両親による精神的なケアが大切です。
保険会社との交渉については弁護士に一任し、両親は子供のケアに専念できるような体制を整えるのが、今後の子供の人生のためにも大切なのでしょう。
(まとめ表)
子供・両親のみ |
弁護士に依頼 |
|
子供の入院慰謝料 | 相場より低い慰謝料しか払ってもらえない | 慰謝料が大幅にアップ |
子供の入院付添い看護費 | 保険会社が払ってくれないことがある | 付添い看護費を払ってもらえる可能性が高まる |
子供の精神的ケア | 示談交渉や手続きに時間をとられ、精神的ケアがおろそかに | 子供の精神的ケアに専念できる |
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了