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更新日:
認容額 | 907万295円 |
年齢 | 68歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 無職(事故当時) |
傷病名 | 頸髄不全損傷、外傷性頸椎症、右上股麻痺、頸椎回旋障害 |
後遺障害等級 | 12級 |
判決日 | 平成16年8月25日 |
裁判所 | 大阪地方裁判所 |
平成13年1月31日午前8時ころ、兵庫県西宮市堤町先の路上において、信号に従って停車中の被害者の自動車に、加害者の自動車が追突した。
被害者は、本件事故により、頸髄不全損傷、外傷性頸椎症、右上股麻痺、頸椎回旋障害の傷害を負った。被害者は、傷害の治療のため、32日間入院した。また、退院から約1年間は通院して治療を受けた。
被害者は、右頸部痛、肩の痛み、右前腕尺側のしびれの後遺障害により、障害者等級12級相当と判断された。
信号に従って停車中の被害者の車両に、加害者の車両が追突した交通事故の損害賠償訴訟において、被害者は事故当時無職であったものの、事故後の一定日から具体的な就職先が内定しており、就職後の予定稼働利益を喪失したことに伴う損害の発生が認められるが、就職は取消されたことから特定の職業との関係でのみ就労の可否を決するのは相当ではないとして、賃金センサス男子労働者年齢別平均賃金を基準に休業損害(入院期間の逸失利益・労働能力喪失のよる逸失利益)を算定した。また、過失相殺は認められないとしたが、被害者の症状には心因的な要因も寄与していないとまではいえないとして、3パーセントの寄与度減額を認めた。
治療関係費 | 305万9690円 |
入院雑費 | 4万1600円 |
逸失利益 | 475万9597円 |
慰謝料 | 300万 円 |
損益相殺 | -266万3838円 |
損益相殺 | 28万4585円 |
寄与度減額 | -32万8748円 |
薬剤及び文書料 | 9万7410円 |
弁護士費用 | 82万円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了