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更新日:
認容額 | 3383万7603円 |
年齢 | 73歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 不明 |
傷病名 | 脳挫傷、外傷性くも膜下出血、急性硬膜下血腫、顎関節脱臼骨折 |
後遺障害等級 | 2級 |
判決日 | 平成24年5月16日 |
裁判所 | 大阪地方裁判所 |
平成19年9月9日午後13時12分頃、大阪府豊中市新千里南町2丁目12番15号先の道路において発生した事案。
加害者が、車を道路左端に停止した後、ハザードランプを点灯し、降車するために運転席ドアを開けた。
そこに、右後方を走行し、加害者の車を追い越そうとした被害者運転の自転車が、車のドアに衝突した。
被害者は路上に転倒し、頭部を打ち付けた。
被害者は本件事故の傷害により147日間の入院治療を行った。
さらに本件事故からおよそ1年間の間で実通院日数19日の通院治療を行った。
本件事故により、高次脳機能障害等及び左同名半盲の後遺障害が残存し、2級1号該当の判断を受けた。
体幹機能障害(歩行困難等)3級の身体障害者手帳の交付、保佐開始の審判、要介護3の認定を受けた。
口頭弁論終結時以降の、金額が具体化していない将来の介護費用については、現在適用のある介護保険の給付内容や水準が将来においても維持されることが必ずしも確実とはいえないこととする。
この場合において、被害者が現在自ら負担している金額から想定される範囲にとどまらず、介護保険からの給付を含めた介護費用の額を考慮することが相当であるとし、請求を一部認容した事例。
治療関係費 | 92万2010円 |
入院付添費 | 582万3097円 |
入院雑費 | 56万7127円 |
通院交通費 | 117万6695円 |
将来介護費 | 2780万3040円 |
慰謝料 | 2385万 円 |
保佐開始の審判申立費 | 10万7960円 |
家屋改造費 | 10万3500円 |
介護備品費 | 7万6407円 |
被害者妻への損害賠償額 | 190万円 |
既払金 | -45万6155円 |
被害者子への損害賠償額 | 103万円 |
過失相殺 | -302万1492円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了