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【学生】女子中学生に嗅覚脱失等の後遺障害、11級と認定

認容額 1597万3080円
年齢 15歳
性別 女性
職業 中学生(事故当時)
傷病名

頭部外傷、後頭部挫傷、頭蓋骨骨折、脳挫傷、急性硬膜下血腫及び左外傷性髄液耳漏

後遺障害等級 11級
判決日 平成10年5月21日
裁判所 水戸地方裁判所

交通事故の概要

平成5年9月8日午後9時30分ころ、水戸市見川二丁目七九番地の二先の横断歩道上において、被害者の右方向から進行してきた、加害者が運転する普通貨物自動車が、歩行横断中の被害者に衝突し、転倒させた。

被害者の入通院治療の経過

被害者は、頭部外傷、後頭部挫創、頭蓋骨骨折、脳挫傷、急性硬膜下血腫及び左外傷性髄液耳漏の傷害を負った。被害者は、57日間入院して治療を受け、その後約2年5か月間通院して治療を受けた。
また、加害者の承諾を得た上で、嗅覚脱失の改善のために通院して、針治療を受けていたが、格別の効果はみられなかった。

後遺障害の内容

中学3年生(女・15歳)の後遺障害逸失利益の算定につき、嗅覚脱失を後遺障害等級12級12号と類推し、外傷性脳波異常があること、及びてんかん発症の懸念が続く限り、ある程度従事する職業が制約されることを考慮して、全体として後遺障害等級11級に該当するとした。
また、労働能力喪失率は20パーセントと認められた。

判決の概要

横断歩道において、右方向から進行してきた加害者が運転する普通貨物自動車が、歩行横断中の被害者に衝突した事故により、頭部外傷、頭蓋骨骨折等の傷害の負ったとして、被害者が、加害者に対して損害の賠償を求めた。
本件事故は、被害者が信号待ちをしていて、これが赤色から青色に変わるとすぐに横断を開始し、一方、加害者は交差点の直前で対面信号が赤色に変わったが、そのまま通過できるものと判断して進行したか、あるいは、加害者の前方不注視により対面信号が赤色であったにもかかわらず、これに気付かずに進行したことにより発生した可能性が高いと判断された。また、加害者が車両の運行に関し注意を怠らなかったこと、及び被害者に過失があったことの証明があったとはいえない判断した。

認容された損害額の内訳

治療関係費 126万6339円
入院雑費 6万2400円
逸失利益 1018万4171円
慰謝料 600万円
既払金 -299万1928円
弁護士費用 145万2098円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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