交通事故慰謝料の
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更新日:
認容額 | 1億2053万0928円 |
年齢 | 66歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦 |
傷病名 | 第九胸椎脱臼骨折、胸髄損傷、脊髄損傷、深部静脈血栓症、肺塞栓症、右腋窩神経麻痺、頭部打撲挫傷、右血気胸、外転神経麻痺、左突発性難聴、神経因性膀胱、膀胱炎、慢性胃炎、便秘症、中耳炎、咽頭炎、右肩関節脱臼、胃潰瘍、上気道炎、気管支炎等 |
後遺障害等級 | 1級 |
判決日 | 平成21年2月23日 |
裁判所 | 神戸地方裁判所 |
平成17年3月2日午後19時頃、兵庫県三田市東山954番地5先路上において発生した。加害者は、車で、本件道路時速約50kmで進行していた。
被害者は、本件道路を、車両の来る可能性のある後方を注意せずに背を向けたまま斜めに横断していた。
加害者は前方不注視のまま走行し、被害者に気づき急ブレーキをかけたが、間に合わず被害者と衝突した。
被害者は本件事故からおよそ2年間の内、341日間の入院治療をし、実日数40日通院治療をした。
被害者は、胸髄損傷による両下肢麻痺等につき後遺障害1級1号、胸腹部臓器障害につき11級10号、右外転神経麻痺による複視につき13級2号が認定された。
車道に出ていた被害者には、本件道路を走行する車両の有無やその動きに注意する必要があるところ、これを怠ったとみざるをえない。
被害者の過失の内容・程度、加害者が前方注視を怠っていたことに加え、夜間であること、本件道路の幅員が8メートルを超えること、被害者が本件事故当時63歳であって高齢者とまでいえないこと等から、過失の割合は被害者25%・加害者75%であるとした。
そして被害者の死亡にも比肩すべき傷害・後遺障害により精神的損害を被ったとして、被害者の親族らの固有慰謝料を認め、被害者らの請求を一部認容した事例。
治療関係費 | 1184万9141円 |
入院付添費 | 650万7000円 |
入院雑費 | 146万2146円 |
将来介護費 | 8139万3646円 |
休業損害 | 679万3733円 |
逸失利益 | 2361万6449円 |
慰謝料 | 3185万 円 |
将来の装具・器具等購入費 | 260万3602円 |
家屋等改造費 | 681万2929円 |
自動車購入費 | 91万6674円 |
被害者各親族への慰謝料合計 | 380万円 |
損益相 殺 | -982万3062円 |
過失相殺 | -4345万1330円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了