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更新日:
認容額 | 1億4709万2551円 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | そば店の従業員(事故当時病気で休職中)/動物看護専門学校の職員等 |
傷病名 | 頸髄損傷等 |
後遺障害等級 | 3級 |
判決日 | 平成21年11月12日 |
裁判所 | 東京地方裁判所 |
平成15年1月26日午後18時33分頃、東京都港区元赤坂1丁目2番の首都高速4号線上り道路において、被害者車が停止中、加害者車に後方から追突された。
被害者車には、被害者女性(当時30歳)と、その夫(当時34歳)が乗車していた。
本件事故により、被害者車は、後部バンパー並びにトランク部分が凹損し、テールランプが破損した。
一方、加害者車は、前部バンパー付近が凹損し、左右のフロントライトが破損した。
被害者は事故後、頸髄損傷等の傷害を負い、四肢不全麻痺等の症状が出現し、入通院をした。
合計146日間の入院、約半年間の通院を経て症状固定がされた。
被害者は、四肢不全麻痺、四肢感覚障害(手・肘・肩・股・手指・膝の関節可動域制限を含む。)について、後遺障害3級3号に該当するとの認定を受けた。
※被害者女性の夫は、外傷性頚部症候群に伴う頚部痛、項部痛について14級10号の認定を受けた。
本件事故により四肢不全麻痺を伴う頸髄損傷という重い後遺障害を負った被害者女性の症状について、症状固定の時点において随時の介護を要する状態にあった。
それにより毎日の介護費が認められるところ、被害者女性を介護した母親は既に高齢であり、将来的には職業介護人による介助が必要となる可能性が高いことも考慮された。
したがって将来介護費の日額は、症状固定時か被害者女性の余命期間を通じて8000円とするのが相当である等として、被害者らの請求をそれぞれ一部認容した事例。
治療関係費 | 1070万1215円 |
入院付添費 | 57万6000円 |
入院雑費 | 22万4500円 |
通院交通費 | 12万5730円 |
将来介護費 | 5440万9820円 |
休業損害 | 251万1131円 |
逸失利益 | 6150万1518円 |
慰謝料 | 2240万 円 |
文書料 | 4万7250円 |
付添人交通費 | 43万7620円 |
自宅付添費 | 76万7000円 |
装具購入費 | 479万5843円 |
家屋改造費 | 214万7527円 |
車両購入費 | 400万円 |
損害填補 | -3339万円 |
確定遅延損害金 | 272万7396円 |
弁護士費用 | 1312万円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了