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更新日:
認容額 | 1583万8690円 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 大学生 |
傷病名 | 左足関節脱臼骨折 |
後遺障害等級 | 12級 |
判決日 | 平成23年11月29日 |
裁判所 | 横浜地方裁判所 |
平成20年5月13日午後7時50分ころ、川崎市宮前区宮前平一丁目六番地先の路上において、被害者の自動二輪車が片側二車線道路の第二車線を走行していたところ、第二車線の前方を走行していた加害者の自動車が転回を開始したことから、加害者の車の右側面部(右側後部ドア及びリアフェンダー部)と衝突した。
被害者は本件事故により左足関節脱臼骨折の傷害を負い、観血的骨接合術を受け、10日間入院した。その後、19日間の通院治療を受けた。
左足関節脱臼骨折に伴う左足関節の機能障害につき、その可動域が健側の可動域角度の3/4以下に制限されていることから「一下肢の三大関節中の一関節の機能に障害を残すもの」として、後遺障害第12級7号に該当すると認定された。また、左足関節の鈍痛は前記障害と派生関係にあるものとして含めての評価とされた。
被害者が、自動二輪車を運転して片側二車線道路の第二車線を走行中に、第二車線の前方を走行していた加害者が運転する自動車が転回したために、両者が衝突した交通事故について、損害賠償を求めた。
本件事故当時、被害者は大学の3年生であったが、事故の障害により前期期間中は通学できずに、必要な単位を取れなかったと主張した。しかし、被害者は留年後も1年で卒業に必要な単位を取得できずに卒業できなかったことから、留年の原因は、本件事故による欠席だけとは認め難く、原告の留年と本件事故との相当因果関係は認められないとしつつ、原告の請求を一部認容した。
治療関係費 | 34万1851円 |
入院雑費 | 2万1000円 |
通院交通費 | 2万140円 |
休業損害 | 62万6843円 |
逸失利益 | 1418万9162円 |
慰謝料 | 440万 円 |
物的損害(車両の修理費) | 18万9594円 |
損害の填補 | -344万円 |
弁護士費用 | 145万円 |
過失相殺 | -195万9900円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了