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更新日:
認容額 | 2320万6643円 |
性別 | 男性 |
職業 | 定時制高校生(事故当時) |
傷病名 | 左眼失明、嗅覚脱失、骨移植による骨盤骨変形、左尺骨神経障害、外貌醜状 |
後遺障害等級 | 7級 |
判決日 | 平成14年10月28日 |
裁判所 | 東京地方裁判所 |
平成10年5月8日午前0時35分ころ、東京都大田区京浜島二丁目18番地13号の路上において、加害者が、トラックを駐車禁止規制のある路上に駐車させ、フォークリフトを運転して路上を横切って荷積み中、被害者は、改造した原付自転車を警察官の取締りを免れようとして高速で運転し、フォークリフト爪部が上がっていることに気付かずにトラックとフォークリフトとの間を通過しようとしたため、被害者がフォークリフトに衝突した。
被害者は、本件事故により、左眼球破裂、右結膜裂傷、顔面多発骨折、頭蓋底骨折、歯牙破折の傷害を負い、直ちに病院に救急搬送され、緊急手術が施行された。その後一週間程度の間に数次にわたり手術がされ、約一か月後に救急センターを出た。
その後も継続して、治療を受け、平成12年7月5日症状固定となった。症状固定までの入院期間は、86日間であり、通院期間は789日間である。
被害者には、〔1〕左眼失明(等級8級1号相当)、〔2〕嗅覚脱失(等級12級相当)、〔3〕骨移植による骨盤骨変形(等級12級5号相当)、〔4〕左尺骨神経障害(等級14級10号相当)、〔5〕外貌醜状(等級14級11号相当)の後遺障害(併合7級相当)が残った。
加害者らが、深夜トラックを駐車禁止場所に右側駐車させ、フォークリフトを運転して路上を横切って積荷中、改造した原付自転車に二人乗りをし、警察官の取締りを免れようとして高速でトラックとフォークリフトとの間を通過しようとした被害者の車両がフォークに衝突した事故につき、本件事故の直接的な原因として、被害者の前方不注意ないし回避措置の不適切の過失は大きなものであり、その遵法意識の欠如が本件事故をもたらした面も否定しがたいとする一方、加害者らにおいても、危険な態様での積荷作業が常態化しており、その危険性を十分認識しながら、あえてこれを継続していた等の事情があるとして、双方の過失割合を被害者50%、加害者ら50%とした。
治療関係費 | 200万9633円 |
入院付添費 | 13万2529円 |
入院雑費 | 9万9650円 |
通院交通費 | 11万7918円 |
休業損害 | 208万円 |
逸失利益 | 5229万3207円 |
慰謝料 | 200万 円 |
義眼代 | 9万5000円 |
後遺障害慰謝料 | 1000万円 |
被害のてん補 | -1330万7325円 |
弁護士費用 | 210万円 |
過失相殺 | -3441万3969円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了