交通事故慰謝料の
無料相談はこちら
お気軽にご連絡ください
更新日:
認容額 | 3573万1282円 |
年齢 | 89歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 無職 |
傷病名 | 外傷性脳内出血、てんかん、硬膜下水腫、脳挫傷等 |
判決日 | 平成20年2月5日 |
裁判所 | 神戸地方裁判所 |
平成15年5月7日午後5時20分頃、兵庫県加西市北条町西高室550-1先道路を、被害者が乗車していた足踏み式自転車の後方を、加害者が普通乗用自動車を運転し走行していた。
加害者は、被害者の自転車の後部に車の左側前部を追突させて、被害者を車のボンネットに跳ね上げた上、前方道路上に落下転倒させた。
被害者は、本件事故により、外傷性脳内出血、てんかん、硬膜下水腫、脳挫傷等の傷害を負った。
その後、約1年の入退院をし、特別養護老人ホームにも548日入所し(医療機関への入院との重複を含む)、死亡した。
まず、本件事故においては、被害者に損害の額について斟酌すべき過失はないとし、本件事故と被害者死亡との間の相当因果関係をみると、意識障害、四肢麻痺等の頭部外傷後遺症により全身状態が悪化して死亡したのではないかとの疑問もないわけではない。
だが、本件事故ないし頭部外傷後遺症を直接ないし間接の死亡の原因とする医学的な見解が示されていないこと、本件事故からBの死亡まで2年2か月以上経っていることに照らすとこれを否定的に考えざるを得ないとし、特別養護老人ホーム等への入院についても介護のために必要な処置であったとして同入所費用も本件事故と相当因果関係のある損害であると認定して、被害者側らの請求を一部認容した事例。
治療関係費 | 147万1082円 |
入院雑費 | 47万0200円 |
慰謝料 | 3080万 円 |
弁護士費用 | 300万円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
高校卒業後、日米でのフリーター生活を経て、旧司法試験(旧61期)に合格し、アトム法律事務所を創業。弁護士法人を全国展開、法人グループとしてIT企業を創業・経営を行う。
現在は「刑事事件」「交通事故」「事故慰謝料」などの弁護活動を行う傍ら、社会派YouTuberとしてニュースやトピックを弁護士視点で配信している。
保有資格
士業:弁護士(第二東京弁護士会所属:登録番号37890)、税理士
学位:Master of Law(LL.M. Programs)修了